The Road 

    「The Road」 コーマック・マッカーシー 著
映画は本書をほぼ忠実に再現していました。
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先に映画を観たので映像が思い浮かびますが、本の世界が暗黒なだけに想像しにくいので、
映画を観たあとでよかったです。

作者はこの本をどういう理由で書いたのか。。
あとがきによると、高齢で授かった息子とテキサス州のホテルに泊まっているとき、深夜窓から外を眺めていたら、列車の物悲しい汽笛が聞こえ、五十年後、百年後にはこの町はどうなっているのかと考えたそうです。
すると山の上で大火事が起きている光景が浮かび、そこから小説が生まれたと。
作家の想像力、すごいです!
映画「ノーカントリー」も彼の作品で、これもいいです。

訳者のあとがきの文↓ 
マッカーシーの作品には「人は誰でも生まれたときから一本の線を描いて生きていく」ちう見方がしばしば現れる。その一本の線をたどるうちに、人は『血と暴力の国』(「ノーカントリー」のこと)の殺人者シュガーのような純粋悪と出会ってしまうことがある。また逆に、本作のように無償の贈り物に行き当たることもある。
すべては偶然なのか、神のはからいなのか、それはわからないが、いずれにせよ人は本質的に「闇」であるこの世界を「烏(カラス)の飛び方」ではなく、あくまで一本の線である「道」をたどって歩いていくしかない。


人生は波のように上下していて、いい時と悪い時があると考えていましたが、マッカーシーは一本の道の中にいい時悪い時があるといっているのでしょうか?
ただただ「闇」の世界、人生とは肉体のある世界を生きるのみということでしょうか。。。
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by grazia36jp | 2010-12-16 22:29 | books

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