美しい日本の身体

「美しい日本の身体」 矢田部 英正 著
音楽一家に生まれ、学生時代は体操選手。
大学院で衣服や履物の身体技法を研究。経歴がおもしろい人ですね。
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美しい身体といえば、確かにミロのビーナスやミケランジェロを想い、日本人はいまひとつ、自信ないです~と考えそうですが、この本を読むと胸が張れそうです。

また、書きおきたい文がありました↓
『芸事を学ぶにしても、キモノの着付けを身につけるのにも、あるいは日常の生活を整えることにおいても、身体の自然は一定の調和のとれた感覚へと私たちを導く指針となり、その感覚の秩序は「道」として諸々の仕事や芸事をひとつに結んでいく扇の要をなしていたものである』

『自然の道を辿っていけば、宜しきに適って美しさは立ち現われて、美は後から追いかけてくる。美しい日本の身体は、美しさを追い求める生き方よりも遥か先にまで私たちを進ませて、肉体の形やプロポーションを遥かに超えて、すべての人に内在する自然の調和へと、私たちの感覚を啓くだろう』

丹田に気をいれ、座して身を正す美しい姿勢。
日本人だからこその、身体の美しさを教えてくれる本でした。



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by grazia36jp | 2012-03-16 20:16 | books